中居善四郎

中居善四郎は、江戸時代から続いている化粧品として有名だった「百助」の後継者であると同時に、現在、我が国唯一の演劇・舞踊などの化粧品の専門メーカー「三善」を経営し、同時に大正年間からドーラン化粧の研究にも打ち込んできた人である。外国にも度々行って各国の研究家と交流し、外国の俳優が来日すれば友好を交えるなど、化粧品とメイクアップの研究一途にすごされた我が国唯一の人である。
更に、メイクアップの本質を多くの人々に普及するために、北海道から沖縄まで全国いたるところでメイクアップの実施指導を行っており、既に1500カ所に及んでいる。そうした場で受講した人々から一番多くきかれた言葉は「今までの自分のメイクアップの方法は間違っていたということがわかった」ということであったという。

『新劇の舞台化粧』より

 

会社沿革


当社の創業者、故中居善四郎は、文政年間(1817年頃)から江戸駒形で小間物と化粧品の製造販売を営む「百助」の四男として生れ、戦前までは、同所にて経営に参加。
昭和28年10月、文京区小石川に「株式会社三善」を設立。舞台化粧品を中心に生産を始め、日本初の映画& TV用化粧品を開発し、専門メーカーとしての伝統を受け継ぐ。
平成5年6月、埼玉県ふじみ野市に工場を移転。
平成17年3月、大阪営業所を開設。
平成24年12月、飯田橋に営業所並びにメークアップ研究所を移転。
令和2年2月、文京区小石川に新社屋を建設。本社、営業所ならびにメークアップ研究所を移転。